WordPressサイトを運営しているのに、Google検索に表示されない、サイトマップがクロールされないといったトラブルはありませんか? 原因の一つとして、サーバー側のセキュリティ設定でGooglebotがアクセスできなくなっている場合があります。
この記事でわかること
- サーバー側セキュリティ設定(WAF、IP制限、Basic認証)がGooglebotを弾く原因
- Bizメール&ウェブの初期設定で閉じているポートの確認と開放方法
- WordPressサイトを安全に運用しながら検索エンジンに正しくクロールさせる方法
サーバー側セキュリティ設定でGooglebotが弾かれる原因
- WAF(Web Application Firewall):攻撃の疑いがあるアクセスをブロック
- IP制限:特定のIP以外からのアクセスを制限
- Basic認証:ログイン認証が必要でGooglebotが通れない
これらの設定はセキュリティ上重要ですが、検索エンジンのクローラーがサイトにアクセスできなくなると、検索結果に反映されません。
Bizメール&ウェブの初期設定ではポートが閉じている
特にBizメール&ウェブを使った新規サーバーでは、初期設定で以下のポートが閉じている場合があります。
- TCP 80(HTTP)
- TCP 443(HTTPS)
この状態では、Googlebotなどのクローラーがサイトにアクセスできず、検索エンジンに正しく登録されません。
ポートを開放してGooglebotを通す方法
- サーバー管理画面にログイン
- セキュリティ設定やファイアウォール設定を開く
- TCP 80 と 443 が開放されているか確認
- 閉じている場合は開放する設定に変更
- 必要に応じてWAFやIP制限の例外にGooglebotのIPレンジを追加
WordPressサイトを安全に運用するポイント
- Basic認証を使う場合は、Google Search Consoleで「Fetch as Google」などでテスト
- 不要なIP制限や過剰なWAFルールは見直す
- 定期的にサーバー設定とサイトアクセスを確認し、検索エンジンにアクセスできる状態を保つ
まとめ
- サーバー側のWAF、IP制限、Basic認証はWordPressサイトを守る重要な設定
- しかし初期設定でポートが閉じているとGooglebotが弾かれ、検索結果に反映されなくなる
- Bizメール&ウェブを利用する場合は、TCP 80・443ポートの開放や必要な例外設定を行うことが重要
- セキュリティとSEOを両立させるため、定期的な設定確認と運用が大切